資産運用のスタートが早ければ早いほどよい理由

オフショア投資

投資開始は早ければ早いほうがいい。

オフショアへの投資は複利の商品を使って資産を増やしていくのが基本であるからである。しかし自分の購入している商品が単利なのか複利なのか知らないで投資している人が多いのも現状である。これから購入する商品が単利なのか複利なのか確認し複利で効率よく資産を増やすことをお勧めする。

複利の効果は絶大

“Compound interest is the eighth wonder of the world. He who understands it, earns it … he who doesn’t … pays it.”
Albert Einstein

複利は世界の7不思議の次の不思議だ。理解している者はそれで稼ぐが、理解していない者は…それを支払う。
アルベルト・アインシュタイン

Albert Einstein
複利の法則は20世紀最大の発見である。

単利と複利

単利とは投資を開始するときに預けた元本に対してのみ利息が付き利息を再運用することはしない。これに対して複利は預けた元本についた利息を元本に組み入れ再運用する。これにより元本自体が増えていくので利息が利息を生み出すという効果が期待できる。

運用シュミレーション

元本100万円を年利7%で運用した場合の数字はこのようになる。

1年 5年 6年 7年 8年 9年 10年
単利 1,070,000 1,350,000 1,420,000 1,490,000 1,560,000 1,630,000 1,700,000
複利 1,070,000 1,402,552 1,500,730 1,605,781 1,718,186 1,838,459 1,967,151

単利と複利では10年間で267,151円もの差が出ることになる。
この差がさらに積み重なると驚くほどの差が出る。

単利と複利の上記条件での40年運用での受取金額の比較を見てみよう。

単利では40年で元利合計3,800,000円(受取利益2,800,000円)あるのに対し複利では元利合計14,974,458(受取利益13,974,458円)という高い利益を受け取ることができる。受取金額で単利3.8倍、複利14.9倍と複利のが得であることが理解できたかと思う。

効率よい資産運用

単利の計算は足し算、複利の計算は掛け算で利益を生んでいくという事になる。
計算式
単利 投資金額×((利回り(%)÷100)×投資期間+1)
複利 投資金額×((利回り(%)÷100)+1)^投資期間 ※^は累乗

ということは投資期間が長ければ長くなるほど収入に差が出るという事である。運用を早く始めれは始めるほど複利の効果がより大きくなるため効率よい資産運用をするには運用のスタートが早ければ早いほどよいのである。

複利で資産運用をする重要な点は長期で運用することにある。だいたい10年目を過ぎたあたりから単利と大きな差が付き始める。将来の資産形成を効率よくするための条件は「早めのスタートで有利に資産運用をする」、これだけでいい。

長期積立投資のすすめ

オフショアでの投資は長期積立型と一時払い型(一括投資型)があることは以前の記事で説明をしたが複利を利用した運用としては長期積立投資をお勧めしたい。ライフプランに応じ余剰資金で毎月一定額での投資が可能であるため資産が少ない若い世代でも投資が可能であるからだ。これによりまとまった金額をはじめに用意しなくても投資のスタートが可能になる。更に考えると若い時に投資を開始するということは長期の運用が可能であるため複利効果がより大きく期待できるということである。

上でシュミレーションした運用結果は元本据え置きでの金額である。積立で運用することにより元本金利に加え毎月の積立額が元本に組み入れされるので複利の効果がさらに高まることは説明するまでもないであろう。

インベスターズトラスト(Investor’s Trust)

私はインベスターズトラスト(Investor’s Trust)で長期積立をしている。
クレジットカード払いで毎月一定額を運用口座に積立て、その資金でポートフォリオに組み込んだファンド(投資信託)を定期的に購入してゆくといった仕組みだ。

これについてはまた別記事で詳しく紹介していきたいと思う。