現在、オフショア法人の銀行口座の開設はとてもハードルが高くほぼ不可能となっている状況である。しかしアクレダ銀行では現在も法人口座開設が可能である。現地法人、日本法人ともに開設ができるので案内したい。
なお、現在は個人・法人口座ともにアクレダ銀行本店窓口で手続きが必要なため現地に渡航せずに郵送などでの口座開設は不可能である。いつ来店での口座開設もできなくなるかわからないので口座開設を検討されている方は早めの取得に動くようにして頂ければと思う。
Contents
アクレダ銀行
なんどか当ブログでも紹介しているのでご存知の方も多いかと思うが再度簡単に説明。
概要
ACLEDA Bank Plc.は2003年12月に本格的な商業銀行としての免許を取得し、2010年にはカンボジア最大の銀行となった。日本法人の三井住友銀行が18.25%、オリックス株式会社が12.25%の株式を保有しているカンボジアでも最大手の商業銀行である。
口座開設のメリットは「高金利、ドル建て」
ドル建てで高金利の定期預金を組むことが可能。カンボジアの通貨はリエルであるが国内の基本的な決済はドルが使われている。定期金利は5年定期で6.5%の高金利となっている。VISAデビットカード発行で世界中どこでもATMで現地通貨の引き出しが可能である。
アクレダ銀行の法人口座開設サポート
現地法人
必要な書類
1.社長からの委任状
2.本社及び支社の登記簿謄本
3.パテント
4.商業署からの証明書 (Certificate)
5.代表者、関係者全員ののパスポート
6.VAT事業者証明
7.事業についての書類 （何の事業をしているかの書類）
日本法人
必要な書類
都度アクレダ銀行側に必要書類を確認する必要がある。というのは毎回求められる必要な書類がかわってしまうためである。確認後、用意して頂いた必要書類をご提出して頂きカンボジア側の弁護士の公証が必要となる。
法人口座設立費用
法人口座開設手数料 2,500USD
申込書類作成、書類認証費用、デビットカード発行手続き及びカードアクティベーション、1年間のサポートなどの口座開設にかかる費用一式を含む。