IFA(Independent Financial Adviser)独立系ファイナンシャルアドバイザーってなんですか??

オフショア投資

オフショア投資をはじめるにあたって独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)を窓口にするという事はオフショア投資とは何か?非課税×複利=高利回り!?で簡単に説明したがIFAとは何か、IFAの選び方などを説明したいと思う。

IFAとは?

Independent Financial Adviserの略で独立系ファイナンシャルアドバイザーのことである。IFAは投資家に対して独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家であり契約時の窓口となる。香港および欧米では資産運用においてIFAに相談するのが一般的である。

香港IFA

香港には200社以上のIFAがある。IFAは商品の契約を依頼するだけではなく長期積立投資や一時払い投資において一任勘定のポートフォリオサービスなどを依頼することになるので信頼できるIFAの選定が必要である。また満足のいくサービスを受けるために運用実績と併せ確認して欲しいのがライセンス、営業許可証の有無である。

ライセンス(事業者免許)

香港でIFAが活動するために必要なライセンスの種類は2種類ある。保険と証券のライセンスである。まず保険であるが香港には2つの保険代理協会がありそれぞれ香港保険顧問協会(CIB)、香港保険業協会(PIBA)という保険団体がライセンスを発行している。そして証券は香港証券先物委員会(SFC)がライセンスを発行している。

香港保険顧問協会(CIB)、香港保険業協会(PIBA)

協会の違いはほとんどない。このライセンスを取得することでIFAは保険商品の販売や勧誘が可能となる。CIBとPIBAのライセンスを取得するには100,000香港ドルの資本金と最高責任者の業界経験、免許所持が求められるが比較的容易であるためほとんどのIFAがこのライセンスを取得している。

香港証券先物委員会(SFC)

SFCから発行される証券業務の免許は業務の種類別に分かれている。

タイプ1  Dealing in securities(証券売買)
タイプ2  Dealing in futures contracts(先物取引)
タイプ3  Leveraged foreign exchange trading(外国為替証拠金取引)
タイプ4  Advising on securities(投資助言)
タイプ5  Advising on futures contracts(先物取引に関わる助言)
タイプ6  Advising on corporate finance(コーポレートファイナンス)
タイプ7  Providing automated trading services(私設取引所業務)
タイプ8  Securities margin financing(信用取引)
タイプ9  Asset management(投資運用)
タイプ10 Providing credit rating services(格付業務)

IFAはタイプ別に必要な免許を取得することによってそれぞれ異なるサービスを提供することが可能である。優良なIFAとして評価を得るには

タイプ1:Dealing in securities(証券売買)
タイプ4:Advising on securities(投資助言)
タイプ9:Asset management(投資運用)

を取得していることが必須である。IFAの主な業務である資産管理・資産運用などのサービスを提供するためにタイプ1と4は投資商品の助言と仲介、タイプ9は一任勘定サービスの提供に必要であるからである。この3種のライセンスを取得するには3人以上の執行責任者と10,000,000香港ドルの流動資産がIFAに必要という厳しい条件が要求される。この条件を満たしているIFAは一流のIFAと言えよう。

私が運用を委託している香港IFAはもちろん保険と証券の2種及び必要なライセンスを取得済みである。

IFAと投資家はwin-winの関係

IFAは商品販売の手数料収入がメインではなく投資家の預かり資産に対し手数料が支払われる。そのため投資家の資産を増やすことでIFAの収入も増えるというwin-winの関係となる。

証券会社や銀行とIFAの違い

証券会社や銀行は販売手数料が主な収入であるため販売後の損益には責任を持たないのに対し、IFAは投資利益からの手数料が主な収入になるため投資家とIFAの利害が一致するのである。

IFAは長期運用のパートナー

IFAは独立して業務を行っているため転勤や異動がないので基本的にずっと同じ人に相談することが可能である。投資家の年齢や結婚、退職、老後など環境の変化に併せたライフ(マネー)プランがその時々で違ってくるが担当者が変わることがないため長期のサポートが可能となり自分の運用方針や資産状況を一から説明する手間も不要となる。

IFAを有効に活用し資産運用をすることで日本の金融機関では得られない満足度の高いサービスを受けることが可能である。

IFAの選び方

IFA選びが香港で投資をするために重要であることはわかって貰えたかと思う。投資家の収支に直接影響してくるので長期運営での資産に大きな差が出るからである。IFAを選ぶ重要なポイントとしてサポート体制、情報発信、担当者の確認をして頂きたい。

サポート体制

英語での書類や商品の使用方法などに対してのサポートが整っていることは最低条件である。メール、電話などのフォロー体制があれば問題ない。現在はLINE、SKYPEなどでオンタイムでのサポートが主流である。

情報発信

IFAが取り扱っている商品やポートフォリオに関して、また世界のマーケット情勢など定期的に市場レポートの提供があることが望ましい。

担当者

世界中の金融商品の知識はもちろん、広い人脈を持っているだけではなく長期にわたり付き合いをしていけることが前提なので投資家の財政状況や投資に対する考え方を理解しいつでも何でも直接相談できるIFAを選ぶべきである。

優良IFAを厳選紹介

私の投資経験を基に信頼できるIFA選びには以下の条件が必要であると考える。

法人格であること
優秀かつ信頼のおける担当者がいること
必要なライセンスを有すること
取り扱い(提携)している商品が豊富なこと

この条件を満たす香港IFAの中で実際に契約し本当に良いと思うイチオシのIFAを紹介する。

日本人で永住権ももっておりもちろん香港での金融の免許も取得済みである。世界でもトップクラスの金融センター香港で長年鍛え抜かれた「香港金融の世界のプロであり第一人者」である。実績、人柄と香港での資産運用の相談には間違いのない人物である。

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