HSBC香港銀行でカンボジアでの反省を踏まえサポート依頼をして口座開設してきた

HSBC

就業後の金曜日、遅めのフライトで香港にむかっていた。
HSBC香港に口座を開設するためである。

以前に口座開設したカンボジアのアクレダ銀行でのことがあるので今回は事前にサポート会社をリサーチしサポート依頼済みである。今回は仕事のついでに口座開設に行くのではなく開設が目的での渡航なので渡航費などすべて自己負担になるため失敗がないようにしたかったからである。問い合わせから口座開設まで必要書類を用意する準備期間を入れても1か月もかかっていない。

口座開設に必要な書類

パスポート
国際運転免許証
マイナンバーカードまたは通知書

国際運転免許は運転免許センターまたは対応している警察署で発行して貰える。私の場合で30分程度で手続き終了。

書類の不備、記入漏れの確認及び当日の処理迅速化のため上記書類のコピーに加えサポート会社が作成した開設に必要な書類をエクセルに記入して事前にメール送付すれば事前準備はOK。当日原本をもっていくのを忘れないように。

必要書類とは別に書類を貰えるので当日スムーズに手続きできるよう目を通しておく。
口座開設ポイント集
口座開設時の想定会話集

口座開設の流れ

週末の仕事が終わってから香港に渡航するスケジュールでの訪問となる。HSBC香港は土曜日の午前中は窓口業務をしており平日に時間が取れない方でも日本から比較的近いという事も併せ開設に関する条件は整っているので使い勝手(また別記事書きます)も含め初めての海外口座を作るのには最適だと思う。口座開設を検討してるサラーリマンや平日忙しい方などは参考にして貰えれば。

朝8:45に地下鉄中環駅(MTR Central Station)で待ち合わせ、挨拶を済ませ簡単な説明を受けクイーンズロード・セントラル支店に向かう。地下鉄の出口からすぐのところにある。

現在、HSBC香港では1日の日本人の口座開設人数に制限を設けており無駄足にならないように事前予約(サポートに含まれる)を推奨する。予約なしの飛び込みでいって今日はもう終わりという事になると目的を果たせず帰国となりかねない。事前予約時にデポジットとしてPaypalで送金したがそれは開設完了後Paypal経由で返金される。

窓口は地下にあり開店までエスカレータ前で少しまって受付へ。1階はATMコーナーになっており後でここで使い方の説明を受けることになる。予約していた担当者を呼んでもらい手続き開始、ここからは一人で対応することとなる。

口座開設カウンターに移動しパスポート、国際運転免許証、マイナンバーを渡して作業開始。基本的にはYES、NOや簡単な英語でのやり取りなので英語力で困る状況はなかったのでこれから開設検討してる方はご安心を。

HSBCには3種類の口座がありそれぞれ口座維持の最低預金額が異なる。3か月の預金平均残高(TRB)‎がきまっておりそれを下回ると口座維持手数料がかかってくるシステムである。TRBが低い順にPersonal Integrated(パーソナルインテグレーテッド)※旧スマートバンテージ、Advance(アドバンス)、Premier(プレミア)の3種類の口座があり非居住者はアドバンスかプレミアのどちらかしか口座が開けない。パーソナルインテグレーテッドは在住者が預金用に使うのを主とした口座で投資目的では使わないので問題なし、アドバンスで口座開設しパーソナルインテグレーテッドにダウングレードをすることもできるが投資で使わないのであれば口座開設する意味があるのか?と個人的には思っている。

最低入金額が低いアドバンスを選び手続きを進めていく。低いと言っても無料での口座維持を考えると200,000HKD(日本円で約2,800,000円)の入金が必要となる。開設から3か月は口座維持手数料が無料のためその間にカンボジアに預けてある資金を後で移動し無料で口座維持することにしようと思う。

HSBCで口座を開設する意味はプレミア口座にあると思っているので早めにプレミアに移行できるようにしたい。

投資口座の開設

HSBC香港には普通口座と投資口座(Investment Account)という2種類の口座がありもちろん投資口座の開設も依頼時にお願いしてある。普通口座の手続きが問題なく終わり投資口座の開設をするのに担当のスタッフがきて説明。たぶん投資のリスクなどの説明をしてくれたと思う。それを聞いて最後に了解した的な返事をしたのだが正直何言っているか全くわからなかったことはここだけの話。これについても開設担当者が上手く対応してくれるので問題ないと思う。

手続き全般に対してになるが言われてる事がわからなくても日本人が良くする笑ってごまかすことはしないように。何を考えているか伝わらず謎の日本人という怪しい印象を与えるだけである。わからないことはわからないと再度説明を求めるなど毅然とした態度で対応しよう。

全ての手続きが終わりキャッシュカードと書類を受け取り無事に口座開設が終了。香港内だけで使える小切手も貰ったが使うことはないと思う。

投資口座は後から日本で開設したいと思っても窓口に行かないと開設できないので開設時に作っておくことを強くお勧めする。これも口座種類と同じく投資口座を使わないのであればHSBCで口座開設する必要はないのではと思う。

窓口で入金

持ってきた日本円を窓口で入金する。口座の種類、入金額によって預入手数料が発生する。このへんは日本の銀行口座とは違い少し戸惑うかもしれないが海外では一般的である。日本円での預け入れも可能だが今回は香港ドル(HKD)で入金した。日本円で預け入れしてHKDへ両替という流れで処理される。

預け入れできる通貨は日本円を含んだ12種類の通貨の預け入れが可能。香港ドル・中国元を除く外貨の預け入れは1日の入金額がアドバンスで15万円までは手数料無料、それ以上は預入金額に対して0.25%の手数料が発生する。

ネットバンキングの設定

支店内にあるパソコンを使ってネットバンキングのアクティベーションを行いセキュリティデバイスの申し込みをする。日本からの利用がほとんどになると思うのでネットバンキングは必須である。投資口座は電話での注文もできるみたいだがネットからになるであろう。事前に提出した書類でログインに必要な設定はされているので簡単に登録は終わると思う。

セキュリティデバイスは1週間程度で日本の自宅に届くのでネットバンキングでセキュリティデバイスの登録をすれば利用可能となる。

ATMでアクティベーション

口座開設時にHSBCから付与されたATM PIN(暗証番号)を自分で決めたPINに変更する。ATMの使い方の指導を受け、先ほど窓口で預けたHKDの中からサポート費を引き出してみる。無事に出金されたのでサポート費用を支払い全ての作業は終了となる。

翌日以降(当日はできない)にATMでテレフォンバンキングの設定が必要なので忘れないように。どのHSBCのATMでもできるが香港にいないとできないので帰国してしまうと再度渡航が必要となってしまうため。設定方法は前日に設定したATM PINの設定の流れとほぼ同じ。

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