カンボジアACLEDA(アクレダ)銀行に飛び込みで口座開設にいってみた結果

カンボジア

仕事でカンボジアに訪問する予定があったので
プノンペンにあるACLEDA(アクレダ)銀行本店で口座開設をしてきました。

ACLEDA Bank Plc.は日本法人の三井住友銀行が18.25%、オリックス株式会社が12.25%の株式を保有しているカンボジアでも最大手の商業銀行です。

何も準備せずにとりあえず行けば何とかなるだろうと思い行きましたがたまたま開設できました。
しかし本来であれば必要な書類が作成できず作れないところでした。

その辺を詳しくご紹介したいと思います。

アクレダ銀行口座開設のメリット

ドル建てで高金利の定期預金を組むことが可能。カンボジアの通貨はリエルですが基本的な決済はドルが使われてます。定期金利は5年定期で6.5%の高金利となっています。VISAデビットカード発行で世界中どこでもATMで現地通貨の引き出しが可能です。

カンボジアは経済開発協力機構(OECD)に最近まで加盟していませんでしたが2017年にフォーラムに参加したとのことです。しかし共通報告基準(CRS)を導入するには至っていません。CRSとは非居住者が保有する金融口座情報を自動的に交換する制度です。

口座開設へ本店へ訪問

特に何も考えず行けば何とかなるかと思いましたがそんなことはありませんでした。

カンボジアも国際基準にあわせようとしているのか日々ルールの変更があるみたいです。銀行に到着し窓口のスタッフに口座開設のお願いをしたところ非居住者でも口座を開設は可能であるが在留証明書が必要とのことでそれがなければ口座開設ができないということでした。アクレダ銀行本店には日本人窓口がありここまでのやり取りは日本語でできました。これは英語が苦手な日本人にとって安心して口座開設できるポイントかと思います。基本的に私のように開設時に一人で来る人はあまりいないと思いますが(笑)なお、帰国後の問い合わせも日本語メールで可能でした。

口座開設サポート

何も確認せずいきなりきた自分が悪いので今回は諦めようと思ったところ奥の窓口に日本人の団体とカンボジア人と思われる人が何やら手続きをしていたので話しかけてみました。これが期待していた通り口座開設サポートでの来店で手続きの真っ最中とのこと。その場で私の手続きもして貰えるようカンボジア人の口座開設サポート担当者にお願いをしてみました。

在留証明の手配が今からだと間に合わず今日の手続きは難しいと断られたのですが明日朝帰国でしたので頼み込んだ結果、別のスタッフが今から急ぎで書類を作成し銀行に来て手続きをしてくれるという事になりました。この在留証明の発行は現地の人にお願いするしかありませんので旅行者には難しいかと思います。銀行スタッフが空港のそばに発行してくれる業者があるという話を言ってましたが実際に利用したわけじゃないのでその真偽はわからないままです。実はこのサポート会社はカンボジアで不動産業もしておりそのため正式な証明書の発行が可能とのことです。この実体験から口座開設の際はサポートの利用を強くお勧めします。

手続きの流れ

所要時間はトータル2時間くらいかかります。口座開設の書類記入、ネットバンキングの登録、スマホへトークンをインストールし設定、手続きはこの流れになります。数日後にVISAデビットカードが発行されるので現地で代わりに受取って(手続きの際にその書類も銀行に提出しました)日本へ郵送して貰いセブン銀行でアクティベーションを行えば使用できるようになります。

必要な書類

パスポートコピー
口座開設書類一式
VISAデビットカード申込書類一式
在留証明書
VISAデビットカード代理受取承認書類
サポートをお願いした場合、パスポートだけもっていけば口座開設が可能です。

口座開設を検討している方はルールが変更になる前に早めに開設することをお勧めします。