HSBC香港で口座を開設するメリットを確認し資産運用を開始する

HSBC

海外での資産運用の第一歩で海外で投資するには海外の銀行口座開設をしなければ始まらないことはお伝えした。海外に口座を開設する必要性やメリットは理解してもらえたと思う。そして自分には海外の銀行口座が必要だと確信した方も少なくないはずである。

ではどこの銀行がいいのか?

一般的に日本から海外の銀行口座を開設しようと考えた場合、香港やシンガポールが候補になることが多い。日本から比較的行きやすい国であること、安全に資産運用が可能であること、このことを考えると選択肢はこの2国に限られる。

そこで今回は初めての海外口座として私がお勧めしているHSBC香港の概要説明及び、資産運用方法を紹介しようと思う。HSBC香港で口座を開設するメリットを確認し資産運用を開始するための参考にして頂きたい。

HSBC香港

HSBC香港概要

香港上海銀行
The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited
香港上海滙豐銀行有限公司

略称は英語でHSBC、中国語で滙豐銀行、イギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の銀行で香港に本店を置き150年を超える長い歴史を持つ。ヨーロッパ、アジア・太平洋、南北アメリカ、中東、北アフリカにまたがる66の国と地域に約3,800の拠点を擁し、2兆6,070億米ドル(2018年6月末現在)の総資産を持つ、世界有数の金融グループである。スタンダードチャータードバンク、中國銀行と合わせて香港ドル発券銀行の1つである。

HSBC社のスローガン

The world’s local bank
というように世界各国に拠点を持つ。

アジア投資の最大拠点としての役割

海外投資の資金やビジネスの資金をHSBC香港から投資先の国へ送金したり投資が終了した資金を次の投資で使用するまでHSBC香港に預けておくなど海外投資への中心的かつハブ的な役割として活用されている。HSBCの支店、Union Pay(銀聯)やVISAなどのクレジットを利用したネットワークによりHSBC香港のカードでATMを使い現地通貨の引出しが可能であるため投資案件の視察や打ち合わせで各国に訪問した際にスムーズに現地通貨の調達ができる。また、HSBC香港以外の国でHSBCグループの口座を持っていれはGlobal Viewというシステムを利用することで複数口座の口座間の資金移動が一括で管理でき口座間の海外送金手数料も無料で利用できる。HSBC香港のプレミア口座に平均残高(TRB)100万香港ドルを預けてあれば世界中すべてのHSBC口座がTRBを気にすることなく開設することができるなど様々な特典・サービスがあるためアジア投資のベストバンクである。

HSBC香港で口座を開設するメリット

海外口座を開設する理由は様々な理由があるかと思う。海外投資、節税、通貨の分散(資産保全)、海外とのビジネス利用、海外在住(移住)時のメインバンクとしてなどの理由が挙げられる。ここでは資産運用としてのHSBC香港の口座活用がテーマであるので海外投資、税制、通貨の分散(資産保全)について焦点を当て話を進めていきたいと思う。

「場所の分散」と「通貨の分散」

口座開設のメリットの大前提として説明した「場所の分散」と「通貨の分散」に関しては場所は「香港」、通貨は「日本円、米ドル、香港ドル、シンガポールドル、豪ドル、加ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、人民元、タイバーツ」の11種類の通貨に対応しておりマルチカレンシー口座での預貯金が可能なため問題なくクリアしている。

世界中の様々な商品に投資が可能

日本の金融機関では取り扱いできない投資信託など高収益金融商品への投資が可能である。HSBC香港の投資口座を持つことにより売買できる投資商品はグループ企業のHSBC Global Asset Managementを始めとした13社が運用する約300にも及ぶファンド、株式(Stocks)、投資信託(Unit Trusts)、新規公開(IPO)、債券(Bonds)、金(Gold)、為替(Fx)などがありすべてオンラインで取引が完了できるため世界のどこからでも運用が可能である。

税制面での優遇

オフショア地域の最大の特徴でもあるが香港の税制が投資家にとって非常に優れたものである。日本から4時間あればいけてしまう距離にあり1番近いオフショアである香港では居住者・非居住者を問わずすべての金融所得(キャピタルゲイン税、インカムゲイン税)が非課税でありその他の税率もゼロまたは低く抑えられている。

投資信託、ファンドは換金せずに等価交換が可能

投資で得た利益は等価交換が可能である。その場合利益は確定していないため課税の対象とはならないのである。投資で得た利益を無税でそのまま次の投資対象に再投資できるとすれば複利効果で長期投資の投資効果が非常に高くなる。これも香港で投資をする節税効果のひとつである。(※日本では毎月利益の20%の税率がかかる。)

念のためにお伝えしておくがHSBC香港はスローガンにもあるように本来居住者のためのローカル銀行であり居住者向けのオフショアバンクとして設立されたものではないということだ。税務面の優遇を受けたうえで個々で必要な税務申告手続きをしっかり行うことをお勧めする。

HSBC香港口座開設サポート

自分に海外に銀行口座が必要か、そしてその口座を利用して何をするのか考えた上で口座開設が必要であるという結論になったのであれば口座開設のサポートの手配をさせて頂きます。

現在、HSBC香港では1日の日本人の口座開設人数に制限を設けているため事前予約をはじめとした必要書類の確認、口座開設完了までの通訳・アドバイスなどのサポートになります。

口座開設のご検討・ご相談、ご希望される方は以下よりお問合せください。折り返しご連絡させて頂きます。